デザインよもやま話(つぶやきみたいなものです)
開発
自社製品を開発した。そこで思うこと
新規事業、新しい製品を作るには開発行為が伴います。弊社のメイン業務であるデザインは、その中心にもなりますが、企画、エンジニアリング、生産、販売も既存の物でなければ同じように開発しなければいけません。
今回はステッカーというシンプルなもので、弊社で使用している車両を使いまいたし、車好きのデザイナーとしてはオリジナルのモデルに対してリスペクトがある分、今回の開発は楽な面も大変な面もありました。モチーフはオリジナルを尊重の為、スリット巾などを何度か検討しましたが、絶妙なとこに落とし込めたかと思います。スリットの幅、隙間巾、角のRサイズ、決めることは多岐にわたります。検討はしましたが、迷わずいい感じに仕上がったと思います。しかしながらまとまりすぎていて、知らない方には気が付いてもらえないということもあります。(笑)
オリジナルモデルは空冷リアエンジンの為、ラジエターもなくグリルレス。その為、リアパネルにスリットが多数並びます。今回のデカールはそれをアレンジしてみました。
現代のFiat 500はフロントエンジンでラジエターが前方にバン!とあり、開発の際は冷却に苦労していると思います。マイナーチェンジではエンブレムやガーニッシュの周りに目立たないようにスリットをつけてオリジナルのイメージを損なわないよう涙ぐましい努力が見えますね。
開発って大変。
時間もかかるし、考えること一杯。
そこにお金を出せる方は、わかってるなと思います。
ロゴデザインの深化
弊社のロゴデザインは大学の後輩である Souvenir Design 武田君にお願いしています。今回2年目を迎えるにあたりマイナーアップデートしていただきました。
細目でかっこよかったのですが、ロゴを小さく扱うときにつぶれてしまうということになり、太めにしてもらいました。ロゴ一つとっても大きな会社も結構な頻度でアップデートされるので弊社も流行りとかそういうことではなく深化の度合いを深めていこうかと思っています。
海外の方ともお会いすることも増えたので、名刺も英文とQRコード追加でアップデートしました。
いつも良いデザインをありがとう武田君
協業パートナー求ム
2024年12月JIDAエコデザイン研究会の一員として学生向けのワークショップを半年間にわたり行ってきた。その成果をエコプロ2024@ビッグサイトでプレゼンテーション。学生だけではなくプロも提案している。弊社でも、地元鎌倉の移動環境問題(主にオーバーツーリズム、局所渋滞)を鑑みてカーゴバイクの提案をしている。実際のプロジェクト事業として展開するには、弊社デザイン会社だけではどうにもならない部分、シェア事業者、商店会、行政、モノ創り企業、パワーユニットメーカー、試作会社、投資家。様々な事業者と協業を求めています。デザイナーは課題解決をビジュアル化できるという事が利点であり、そのビジュアルに向かってベクトルを合わせることが出来れば、皆様のお力で未来が変わる。ご賛同できる方、そんな仕事をしていきたくよろしくお願いいたします。
知的財産権
(特許・意匠登録・商標)
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